トヨタ自動車は22日、2008年の世界販売台数(ダイハツ工業、日野自動車を含む)を当初計画の985万台から、950万台前半に下方修正する方針を固めた。ガソリン高や個人消費の低迷を受け、日米や欧州で新車販売が軒並み低迷。中国でも伸び率が鈍ってきた。トヨタは09年に1000万台超という目標を掲げていたが、世界的な景気減速を受けて達成が遠のく見通し。部品や販売など関連産業にも影響が広がりそうだ。
トヨタが年間30万台強の下方修正を迫られるのは異例。トヨタの07年の世界販売台数は937万台で、計画修正後も前年実績を20万台弱上回る見込みだ。当初995万台としていた08年の世界生産計画も修正を迫られるのは確実で、07年並みの950万台程度にとどまる可能性もある。(01:43)