GMが、2009年に発売を予定している新型カマロの概要を発表した。
カマロは、2006年1月のデトロイトショーでコンセプトカーが発表され、後に2009年の市販モデルの登場が正式に発表された。さらに2010年にはコンバーチブルの登場も予定されている。
カマロといえば、フォード・マスタングなどをライバルに迎える高性能クーペで70年代に一世を風靡する人気を誇ったが、昨今の原油価格の高騰を鑑みると、その復活は必ずしも歓迎的とは言い難い部分がある。そこでGMは、環境負荷を低減する新世代エンジンを新型カマロに搭載することを発表した。
搭載されるのは、3.6リッター直噴V6エンジン。新型キャデラックCTSなどにも搭載されるこのエンジンは、300hpを発生。トランスミッションは、6速MTまたはATが組み合わされる。燃費は、26mpg(約11km/L)を記録するという。
そのいっぽうで、「パワフルなカマロ」を求めるユーザーの期待に応えるかたちで、6.2リッターV8搭載モデルも設定される模様。そちらは400hpを発生。燃費対策として、アクティブフューエルマネージメント(AFM)と呼ばれる、高速巡航時などに4気筒を停止し、燃費向上を追求する気筒休止システムが搭載される。こちらの燃費は9.7km/Lと公表される。